最新情報

2022年度の活動記録はこちら

2024/3/25 
卒業証書・学位記授与式

2023年度地理学教室卒業証書・学位記授与式を3月23日(土)に行いました。

 学部卒業7名,博士課程前期修了3名,後期課程修了1名の合計11名が授与を受けました。皆さん、おめでとう。前途に幸が多からんことを祈っています。
 


授与を受けた学生と教員(文学部玄関前)
2024/3/9 
日本地理学会の2024年春季学術大会

2023年3月19日〜21日,青山学院大学にて開催されます。 
当教室関連では,下記の発表が予定されています。


・原田一学(広島大・院):柑橘産地に おける農業法人への労働力供給の地域的特徴―宇和島市吉田地区を事例に
・山中 蛍(広島大・学振DC)ほか:変動地形から推定される曽根丘陵断層帯の右横ずれ変位
・後藤秀昭(広島大)ほか:ウランバートル断層の南東部における最終氷期以降の活動
・中田 高(広島大・名誉)・熊原康博(広島大):ヒマラヤの主分水界にお ける氷河争奪の発見とその特徴

2024年日本地理学会春季学術大会【緊急公開シンポジウム】令和6年能登半島地震
・後藤秀昭(広島大)ほか:令和6年能登半島地震に伴う海岸の隆起と海底活断層
・山中 蛍(広島大・院)ほか:2024年能登半島地震に伴う離水海岸のLiDAR SLAMを用いた3次元計測と点群データの活用
・岩佐佳哉(大分大)ほか:令和6年能登半島地震に伴う津波浸水分布図の作成とその地理的特徴
・小倉拓郎(兵庫教育大)ほか:令和6年能登半島地震で隆起した海岸地形を対象とした高精細地形データの取得と活用
2024/3/8 
研究論文が公開されました

後藤秀昭 ・牧田智大 ・山中蛍(2023):高精細地形データによる広域ステレオ地形画像の作成と判読—広島県南西部における山地域の活断層と人工地形—, 広島大学総合博物館研究報告, no.15,pp.7−25

※画像が多く、200MBを超す大きなPDFファイルです。閲覧等、ご注意ください。
2024/2/21 
博士論文公聴会を開催

博士論文公聴会を開催しました。
 日時:2月21日13時~14時20分
 会場:文学部 大会議室
 発表者:山中蛍
 「伊豆弧の衝突に伴う西南日本前弧域の第四紀後期地殻変形に関する地形学的研究」
2024/2/10 
卒業論文・修士論文発表会を開催

卒業論文・修士論文発表会を開催しました。
 日時:2月10日(金)12時30分~16時40分
 会場:文学部 大講義室(B204)   
  卒論は7件,修論は3件でした。
  3年生および博士課程前期学生が運営してくれました。
  (この後,学内のレストランで「追いコン」が開催されました。4年ぶりの対面での開催で,ほとんどの参加者が初めての「追いコン」となりました。日本・世界各地の美酒で楽しみました)
2024/1/15 
能登半島地震の地理調査結果(第3報)を発表

令和6年能登半島地震による海岸地形変化の分析結果(第3報)を発表しました。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/bungaku/news/81168



2023/12/20 
エクセレントスカラーシップの授与

博士課程後期の山中蛍さんが「広島大学エクセレントスカラーシップ」(成績優秀学生奨学制度)の授与を受けました。
https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/life/keizaishien/seisekiyushu.html
2023/12/9 
「GIS Day in 中国 2023」で学部3年生が発表

 12月7日(木)に「GIS Day in 中国 2023」が広島大学で開催され,当教室からは以下のとおり,学部3年生の二人が発表しました。中世の山城に似た地形が多数「発見」できたという報告でした。表彰状が授与されました。

牧田智大・原西絢太「西条盆地周辺の活断層と山地内の人工地形─オープン点群データを用いたステレオ画像の判読ー」


ポスターの前に立つ2人   大学の東にある鏡山城にみる解像度の違い
2023/12/9 
地理科学学会のシンポジウムを開催しました

 地理学教室に事務局を置く地理科学学会では、11月25日(土)にシンポジウム「新興大国インドの現在—デリー首都圏で何が起こっているかー」を開催しました。
詳細は、こちらの学会ウェブサイトをご覧ください。

 当教室関係では、友澤先生、後藤拓也先生が研究成果を報告しました。地理学教室では1960年代からインド調査を続けています。当初はインド農村の発展に着目してきましたが、最近は都市化や産業の立地の研究を行っています。
2023/11/13 
論文賞の授与を受けました

 下記の論文が、2023 年度 一般社団法人日本活断層学会 論文賞に選ばれ、同会秋季学術大会の期間中の11月12日に表彰状の授与をうけました。この論文は、山内さんが大学院博士課程後期に在籍していた時に、現在博士課程後期に在籍している山中さんと共同で研究してまとめたものです。

論文名:
「中国山地西部,筒賀断層の断層変位地形と変位ベクトル,および平均変位速度」
著者:山内一彦,・山中蛍
掲載誌等:活断層研究,54,pp.1-21,2021年発行

2023/11/08 
森川洋先生を囲む会を開催しました

 本学名誉教授の森川洋先生を囲む会を、10月29日(日)に福山ニューキャッスルホテルにて開催しました。森川先生は本年めでたく米寿を迎えられ、また研究にも意欲的に励んでおられます。当日は海外からも含め20名の教え子が集まり、先生を囲んで賑やかに懇談・会食を行いました。また、森川先生から地理学教室にドイツ・アトラス集の寄贈をいただきました。


2023/11/05 
日本活断層学会の秋季学術大会にて発表

日本活断層学会2023年秋季学術大会が11月10日(金)~12日(日)に福岡市の九州大学西新プラザにて開催されます。

当教室関連では,下記の発表が予定されています。
・広島平野周辺の山地域に分布する活断層 -ALS に基づく高精細ステレオ地形画像の作成と判読-(後藤秀昭・牧田智大・山中蛍)
・高速増殖原型炉もんじゅ敷地内破砕帯に関する外部有識者会合の評価書の問題点(中田高・渡辺満久)
2023/10/25 
1年生が西条駅周辺を巡検しました

 10月25日(水)の午後に,「地理学入門」の授業で,西条駅周辺を対象に巡検を行いました。神社や古代道,天井川,西国街道跡,現代の公共用地,酒造産業,国分寺跡などを巡りました。事前に行った地図作業もあり,少し駆け足でしたが,古代から中世,近世,近代と地域が変化していく様子が垣間見えたと思います。1年生にとっては初めてのうえ、長距離の徒歩巡検で,少し疲れた様子も見えましたが,歴史が地表を織りなすという 『「地」の「理」(あや)』 の意味が何となくつかめたかと思います。


(牧田智大、原西絢太提供)
2023/10/7 
卒論・修論研究中間発表会を開催しました

 10月7日(土)に,文学部大講義室にて卒論研究と修論研究の中間発表会を開催しました。主に3年生が会を運営し,卒論生・修論生がこれまでの調査研究成果と今後の計画について報告しました。2年生以上の構成員が熱心に質問やコメントをしていました。今後の発展が楽しみな研究ばかりでした。残り時間は多くはありませんが,走り抜けてほしいと願っています。
 当日,夕刻には構成員全員にとって初めての対面での懇親会が開催されました。地理の学生らしい夏休みの思い出話など,幹事の趣向を凝らしたレクレーションで大いに盛り上がりました。2023年度後期も「チーム地理」の皆で,それぞれに頑張れそうな気がしました。

(牧田智大、後藤秀昭提供)
2023/10/7 
国土地理院の活断層図が公開されました

国土地理院の活断層図が新たに8面公開されました。

当教室との関連では、「益田南部」「浜田南部」の地図で後藤秀昭先生が、「韮崎 改訂版」の地図では博士課程後期の山中蛍さんが調査者として作成に携わりました。

2023/9/30 
地理学野外実験(人文地理)で巡検に出かけました

 地理学野外実験の授業で,第二班(人文地理)は2023年9月25日から,友澤和夫先生と熊本県に巡検に出かけました。25日は参加者全員で熊本県庁,道の駅大津で聞き取りを行い,南阿蘇村で震災遺構を見学しました。また,サントリー熊本工場を訪れ,ビール工場の立地特性について考えました。26日からは個人研究で,それぞれ現地で調査を行いました。成果はレポートとしてまとめられます。
 第三班は2023年8月15日から後藤拓也先生と松山市周辺に出かけました。

(友澤和夫提供)
2023/9/2 
地理学野外実験(自然地理)で大分に巡検に出かけました

 地理学野外実験の授業で,第一班(自然地理学班)では2023年8月28日から9月1日の間,後藤秀昭先生と大分県に巡検に出かけました。
 徳山港―竹田津港の海路途中でジオパークの姫島を遠望し,九州に上陸した後,豊後高田の「昭和の街」「宇佐の灌漑用水群」などを,主に2年生の案内で巡りました。農家民泊(農泊)の発祥の地,安心院で100年を越す古民家で地元農産物を使った料理をいただいた後,大きな梁の下でゆっくり休みました。2日目には,アグリツーリズムについての聴き取り,溶結した阿蘇火砕流の滝,別府湾・由布盆地の地溝の地形などの観察をしました。3日目以降,3年生の個人研究で日田盆地の地形地質を調査し,盆地の地形発達を検討しました。露頭の観察,試料の採取,GNSS測位,ドローン空撮などを行い,今後の分析や作業が楽しみ情報が得られたようです。
 徳山に再上陸すると,見慣れたはずの中国地方の風景が違って見えたような気がしました。自分の地理的な見方に幅が加わるのは,巡検の醍醐味と思います。

(後藤秀昭撮影)
2023/9/2 
論文が刊行されました

後藤拓也(2023) :山梨県北杜市における農業参入企業の集積とその地域的課題.人文地理,75,165-186
2023/8/18 
2023年広島大学オープンキャンパス(文学部)を8月17日に開催しました

多数のご来場、ありがとうございました。研究室紹介の様子を写真でお伝えします。
地理学教室の紹介動画は引き続きこちらからご覧いただけます。


(後藤秀昭撮影)
2023/8/18 
集中授業(8月9日~11日)で人文地理学の講義がありました

国士舘大学教授の加藤幸治先生を講師に、「日本におけるサービス化の展開と地域構造の再編 」について授業をしていただきました。
2023/8/18 
日本地理学会の2023年秋季学術大会

 2023年9月17日(日)〜18日(月),関西大学にて開催されます。 
当教室関連では後藤秀昭先生と名誉教授の中田先生,岡橋先生が発表します。
・後藤秀昭(広島大・文)ほか:相模トラフ中部における軸部近傍の断層地形
・中田 高(広島大・名誉教授)・渡辺満久 (東洋大):もんじゅ敷地内破砕帯は活断層?―敦賀半島「白木-丹生断層」の 変動地形学的再検討(予察)
・岡橋秀典(広島大・名誉教授):日本における地籍調査の進捗とその地域的差異に関する研究

2023/7/30 
2023年広島大学オープンキャンパス

文学部は8月17日(木曜日)開催。文学部のオンラインコンテンツはこちらからご覧いただけます。
2023/7/14 
大学院生筆頭の研究論文が,日本地理学会発行の「地理学評論」に掲載されました

山中蛍・後藤秀昭(2023):糸魚川静岡構造線活断層系白州断層の平均変位速度と完新世後半の古地震.地理学評論,96,291〜315
2023/7/3 
広島県のwebサイトの「ひろしま自然災害体験VR」に地震・津波のバージョンが加わりました

土砂災害もあります。ご覧いただき、防災行動にお役立てください。

(後藤秀昭先生が作成に協力しています)
2023/7/3 
論文が刊行されました

後藤秀昭:活断層のもたらす地形の「恵み」と人々の歴史的な営み.活断層研究,58

(2022年度前期の地理学入門で学生が作成した地図が活かされています)
2023/6/4 
大学院生が優秀発表賞を受賞(2023年度地理科学学会春季大会)

6月3日(土)に開催された2023年度地理科学学会春季学術大会において,博士課程後期学生の山中蛍さんが優秀発表賞の授与を受けました。
(発表タイトル:活断層系・市之瀬断層群の左斜めずれ運動と活動時期)

広島大学大学院 人間社会科学研究科 人文学プログラムのwebサイトでも紹介されました

2023/5/28 
授業で巡検に出かけました

自然地理学実験の授業で、5月27日に2年生が黒瀨川を上流から河口まで巡検しました。キャンパス周辺の身近な河川を対象に,川の堆積や堰き止め,河川争奪の地形とともに,それに伴う段丘地形や交通路の形成などを学びました。事前の地形図での作業結果と現地で見えるものとの対照は,易しくなかったようですが,努力する姿は地図が読める「地理屋」に一歩,近づいたようにも見えました。暑さを少し感じるほどのお天気でしたが,梅雨の前の一日を楽しく過ごすことができました。


西条盆地の南部の地形をががら山から遠望

二重の「台地」:中国山地の小起伏面と賀茂台地を遠望(その間の急斜面が崩壊した様子も見える)

温井川の争奪地形               それを引き起こした「吾妻子の滝」

段丘を観察して段階的な河川争奪を考え中           二級滝の形成の秘密を考え中
(森渉撮影)
2023/5/13 
2023年度 地理科学学会 春季学術大会が開催されます

日 時:2023年6月3日(土) 9:00~11:40,13:10~17:00
会 場:広島大学 文学部 講義棟
参加費:500円(学生・院生は無料)

当教室からは、院生が筆頭の2件の発表が予定されています。
・原田一学:地域間の社会関係資本がもたらす農業経営への影響―鳥取県日南町における水稲作の農業生産法人を事例に―
・山中蛍 ほか:糸魚川-静岡構造線活断層系・市之瀬断層群の左斜めずれ運動と活動時期

(地理科学学会は、当教室に事務局があります)
2023/4/25 
2年生の授業で巡検に出かけました

自然地理学実験の授業で、4月22日に広島県竹原市へ巡検に出かけました。この4月に地理学教室に配属されたばかりの2年生が,初めての本格的な地理学のフィールドワークを体験しました。事前学習してから出かけたので,現地で観察しているものがよく分かったようです。その一方で,野外に出かけることで初めて得た気付きがたくさんあったようです。丸一日の長時間の巡検で気持ちよい程度に疲れたでしょうかね。

天井川(JR呉線が川下を通過)

賀茂川河口(満潮時)              竹原の街並み保存地区
 「普明閣」で記念写真

ハチの干潟周辺にて地形計測、ドローン撮影、地形地質観察

(森渉撮影)
2023/4/19 
論文が公開されました

後藤秀昭・森渉・山中蛍:芦田川水系の河川争奪と天然記念物「久井・矢野の岩海」の形成, 広島大学総合博物館研究報告, 14号, pp. 33-44

「久井・矢野の岩海」は,広島県に3つしかない地形地質の天然記念物(国)の一つです。谷底に大きな石がゴロゴロ転がっている不思議な感じがするところです。この論文では,ドローンを使って岩海の地形を地図化するとともに,その形成を,約14km離れた2箇所の共通性から地理的に検討しています。花崗岩の風化で生成されたコアストーンが,「絶妙の地形環境」でその場に取り残された地形という結論となっています。天然記念物にふさわしいですね。


2023/4/3 
2023年度の地理学教室の全体会(対面式)を行いました

 4月5日(水)にメンバーで交流しました。
 新2年生、新院生と対面して、参加者全員で自己紹介を行った後、学年をまたいだ班を構成して地理的なクイズを行うレクリエーションが実施されました。自己紹介では、最近始めたことや、始めたいこと、春休みの思い出などを入れ、それぞれの個性の見える上手なショートスピーチとなっていたと思います。新2年生、新院生へ質疑は、ユーモアやユニークなものが多く、場が温まりました。レクリエーションでは、難しい問題もあり、一喜一憂できる楽しい時間となりました。
 「チーム地理」の仲間として、がんばれそうな気がする機会となりました。準備してくれた3年生の皆さん、ありがとうございました。



森渉撮影
4月10日(月)から 2023年度前期および第1タームの授業が始まりました。
2023/4/3 
入学式が開かれました

4月3日 博士課程前期に3名の院生が地理学分野に入学しました。
     また,学部2年生12名が新たに地理学分野に所属しました。
      (教職員を含め、地理学教室で総勢48名となりました)

2023/4/3 
「 Inclusive Development in South Asia 」が出版されました

友澤和夫先生が編集および執筆されています。

日本語の概説はここからご覧いただけます(下から3冊目)。
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