最新情報

2022年度の活動記録はこちら

2023/3/24 

卒業式・学位記授与式


2022年度地理学教室卒業式・学位記授与式を3月23日(木)に行いました。

卒業した8名の皆さん、おめでとう。前途に幸が多からんことを祈っています。




2023/3/30 

「熊日出版文化賞」および「令和4年度地盤工学会出版賞」のダブル受賞


熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門 編 『熊本地震の痕跡からの学び』(熊日出版)が熊本日日新聞社主催の「第44回熊日出版文化賞」を受賞しました。

また、公益社団法人 地盤工学会からは「令和4年度地盤工学会出版賞」を受賞しました。

熊本地震に詳しい多数の研究者が、それぞれに詳しい場所を記しています。本を片手に巡検できる優れた解説書です。



後藤秀昭先生が一部、執筆されています)
2023/2/23 

日本地理学会の春季学術大会にて発表


日本地理学会2023年春季学術大会が3月25日(土)~27日(月)に東京都立大学で開催されます。

当教室関連では,下記の発表が予定されています。
・後藤秀昭(広島大)・杉戸信彦(法政大):沿岸海底地形から認定される 房総半島沖および喜界島沖の活断層
・中田高・濱 侃(千葉大)・岩佐佳哉・熊原康博・後藤秀昭・森 渉・牧田智大(広島大)ほか:簡易モバイルLiDARによる3Dマッピング―活断層・地震断層の計測を中心に―
2023/2/12 

卒業論文発表会を開催しました

 日時:2月10日(金)13時30分~16時40分
 会場:文学部 大講義室(B204)

 久々に対面で卒業論文発表会が行われました。聴衆の2年生,3年生,院生から活発な質問やコメントがあり,熱気に満ち,教室最大の行事らしい充実した発表会でした。

 発表会終了後,オンラインでバーチャル歓送会も行われました。4年生からの思い出話や卒論研究の苦労話は興味深いものでした。


文学部の卒業論文優秀者による発表会は,2月16日に開催され,地理学からは,下記の卒論が発表されました。
岩崎稜「移動スーパー事業の地域的展開と存立基盤―広島県を事例として―」
2023/2/1 

「エコミュージアムと大学博物館 」(丸善出版) 刊行

広島大学総合科学部編,淺野 敏久 編著「エコミュージアムと大学博物館 (叢書インテグラーレ) 」(丸善出版)が2023年1月25日に出版されました。

後藤秀昭・山中蛍の共著で「西条盆地の地形とそれを利用した人々の営みを知ろう!」と題した一節が収録されています。西条盆地の地形発達を示す分かりやすい模式図があります。

丸善出版のサイトへ(詳細な目次があります)
2023/2/1 

日本地理学会編「地理学事典」(丸善出版) 刊行


 日本地理学会編「地理学事典」(丸善出版)が2023年2月1日に刊行されました。
 後藤秀昭先生も一部,執筆されています。

公益社団法人 日本地理学会のページへ


丸善出版のサイトへ(詳細な目次があります)
2023/1/15 

「活断層研究」に論文が掲載されました


岩佐佳哉・濱侃・中田高・熊原康博・後藤秀昭・山中蛍(2022):SLAM技術を用いた低価格モバイル3Dスキャナーによる地表地震断層の数値表層モデルの作成とその有効性.活断層研究,57,1~13.
2022/12/9 

「GIS Day in 中国 2022」広島大学で開催


 12月8日(木)に「GIS Day in 中国 2022」が広島大学で開催されました。
 当教室からは,大学院学生の森渉さんと山中蛍さんの連名で「山中の森林に潜む活断層地形調査のDX-地形と地層断面の三次元詳細データ取得-」と題する報告が行われました。表彰状を授与いただきました。

  

2022/11/29 

若手優秀講演賞を受賞


 当教室の大学院学生の山中蛍さん(博士課程後期,JSPS特別研究員)が,11月26~28日に山口大学で開かれた日本活断層学会2022年秋季学術大会で若手優秀賞の授与を受けました。発表タイトル等は以下の通りです。
山中蛍:「糸魚川−静岡構造線活断層系南部区間の北半部の活断層分布と運動様式」

広島大学大学院 人文学プログラム のサイトでも紹介されました。(2023年1月6日)

一般社団法人 日本活断層学会2022年度秋季学術大会の情報はこちらから
2022/11/18 

研究成果が新聞で報道されました


 Geomorphology誌に掲載された論文の内容が,共同通信で記事となり,中国新聞,山陽新聞,秋田魁新報など,全国の地方新聞社の紙面に掲載されました。

  山陽新聞の記事へリンク

 広島大学のプレスリリースへリンク

 Geomorphologyの論文へリンク

2022/11/13 

自然地理学実験の授業で、西条盆地~広まで、黒瀬川を巡りました


 11月12日(土)に自然地理学実験(後藤秀昭先生担当)の授業で黒瀨川を上流から河口までバスで巡りました。黒瀬川は,大学キャンパスのある西条盆地の水を集め,二級峡の大きな落差のある滝を経て、呉市の広で瀬戸内海に注ぎます。西条盆地では,吾妻子の滝により,北部と南部で地形に大きな違いがあり,南部は段丘地形が発達しています。また,下流部にある100mを越える落差の二級峡のために,西条盆地の流域は瀬野川,賀茂川によって奪われ,西条盆地は小さくなり続けています。なんだか寂しい感じもしますが,そのお陰で,谷中分水界(峠らしくない谷)が生まれ,西国街道や山陽鉄道などの交通路となってきました。
 キャンパスから近く,広島市街地に通じる重要な交通路で,身近な地域のはずですが,事前作業を含め,地形を読み解くことや,野外での観察や気づきにより,「再発見」することができたものと思います。開業まもない 道の駅「のん太の酒蔵」や,東広島天文台からの眺め,河口部のカキ養殖や工場群も新鮮な景観で,充実した一日を過ごすことができました。
 東広島天文台,芸州観光の皆さんにお世話になりました。ありがとうござしました。


ががら山への登山             西条盆地南部の地形

三永の石門                 広島大学天文台から山地地形を遠望

吾妻子の滝の前で記念写真         小田山川の河岸段丘

 二級峡(発電のため,池となっている滝つぼ)  2018年の豪雨で峡谷の吊り橋は流出
土石流堆積物の観察

(写真はすべてティーチング・アシスタントの山中蛍さん撮影)

2022/11/29 

日本活断層学会の2022年度秋季学術大会が開催されました


日本活断層学会の2022年秋季学術大会が,11月26〜28日に山口大学で開かれました。
地理学教室からは,博士課程前期に在籍している院生の森渉さん,博士課程後期に在籍するJSPS特別研究員の山中蛍さん後藤秀昭先生が発表しました。
詳しくはリンク先のプログラムをご覧ください


2022/11/6 

地理科学学会の2022年度秋季学術大会(第39回シンポジウム)が開催されました


テーマ:国際スポーツイベントのレガシー-時間・空間・領域-
日 時:2022年11月6日(日) 12:30〜16:00
会 場:サテライトキャンパスひろしま 大講義室
主 催:地理科学学会
後 援:スポーツアクティベーションひろしま(SAH)


(地理科学学会の事務局は地理学教室にあります)

2022/10/9 

竹原に巡検(自然地理学実験)に行きました


 10月8日(土)に「自然地理学実験」(後藤秀昭先生担当)の野外実習で,竹原市街地周辺をバスを使って巡検しました。
 賀茂川河口で満潮時と干潮時の様子を観察し,干拓や天井川について理解を深めました。干拓地での葡萄栽培や塩田開発,その後の工場立地や宅地化など地域の変遷が地形と社会経済の変化で生じていることを理解しました。また,重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町並み地区を散策し,かつての港湾や繁栄,観光地としての町並み地区について考えました。
 午後には「ハチの干潟」周辺で礫浜の地形断面計測のほか,GNSSによる測位,ドローン空撮の体験,干潟の微地形の観察などを行いました。
 戻りのバスでは心地よい疲れを感じていたようです。参加した学生に皆さんの頑張りと,ティーチング・アシスタントの院生の山中蛍さん,森渉さんの支援で,充実した巡検を円滑に行えました。


賀茂川河口の満潮と干潮

入浜塩田跡(39番塩田)と江戸堀(満潮時)

鎮海山城跡登山と竹原市街地の遠望

重要伝統的建造物群保存地区

賀茂川河口での地層の観察

礫浜での地形断面計測の実習

ハチの岩とハチの干潟でのGNSS測位の実習

(写真はすべてティーチング・アシスタントの山中蛍さん撮影)


2022/10/9 

卒業論文研究の中間発表会を開催しました


 10月7日(金)の午前中に2022年度の卒業論文研究の中間発表会を行いました。2年生を含め,3年生から大学院生までの地理学教室メンバーが参加しました。卒論提出予定者が,夏季休業期間中の研究の進展を中心に,スライドを使って発表しました。それぞれに,思考し,作業や調査をしている様子がわかりました。3年生や院生からも適切な質問があり,研究の発展に活かされるものと思われます。残り4ヶ月の予定も示されていました。今後の進捗が楽しみですね。
2022/10/3 

Geomorphology誌に論文が掲載されました


後藤秀昭先生が責任著者の論文がGeomorphology誌に掲載されました。

Revealing the distribution of active submarine faults off the coast of Oga Peninsula using high-resolution stereoscopic topographic images.
Geomorphology,Volume 418, 1 December 2022, 108465

タイトル:高解像度のステレオ地形画像を用いて明らかにされた男鹿半島沖の海底活断層

要点:
 1)海底の高解像度な測深データから実体視可能な画像にして,
 2)変動地形学的な海底地形判読を行い,
 3)海底活断層の分布を明らかにした。

解説:
 海底活断層は探査記録に基づく地層のずれや変形を根拠に認定されることが一般的ですが,陸上の活断層と同様に,地形を読み取ることで活断層が認定できることを示した論文です。また,男鹿半島沖の地震空白域に新たな活断層を認定し,久六島南西沖断層と命名されています。

2022/10/2 

国土地理院の活断層図が公開されました


国土地理院の活断層図が新たに8面公開されました。

当教室との関連では、「武雄」の地図で後藤秀昭先生が、「茅野」の地図では博士課程後期の山中蛍さんが調査者として作成に携わりました。
2022/9/24 

集中授業(9月5日~9日)で自然地理学の講義がありました


筑波大学計算科学研究センター教授の日下博幸先生を講師に、
「気候の成り立ちや生活との関係について学ぶことで,自然地理について俯瞰的に考察できるようになる」を目標とした授業をしていただきました。


広島大学で聴くことのできない気候学の授業で、基礎から地球温暖化などの最先端の話まで、系統的に幅広く学ぶことができたと多くの学生が満足している様子でした。世界的に活躍されている先生と親しく話ができ、大変刺激的だったようです。
2022/8/27 

地理学野外実験(自然地理)で徳島に巡検に出かけました


 地理学野外実験の授業で,自然地理学班では2022年8月23日から26日の間、後藤秀昭先生と徳島県の西部に巡検に出かけました。
 初日は吉野川,祖谷川の横谷のほか,四国山地の地滑り地形とその対策や生活文化を観察しました。また,山間地の廃校跡を利用した宿泊施設に泊まり,山の暮らしや振興についても考えました。2日目以降,吉野川沿いの断層地形が観察できる主なポイントをめぐり,断層と段丘の発達について学び、地形形成をイメージしていきました。
 個人研究では,中央構造線活断層系の断層地形のなかから,それぞれが設定した場所で調査をしました。地形地質の地表踏査を行うとともに,ドローン空撮,GNSS,地上LiDARなど最新の計測機器を用いた地形データの取得を行いました。解析が楽しみなデータが得られたり,次の調査研究の構想も膨らんだりし,充実した調査となりました。




2022/08/18 

オープンキャンパス2022


●日 時:令和4年8月18日(木)(個人による事前申込制)
広島大学の2022年度のオープンキャンパスを開催しました。ご来場ありがとうございました。

※引き続き,教室紹介の動画をご覧いただけます。こちらをクリックしてください。

※後藤拓也先生(人文地理学)の模擬講義をこちらからご覧いただけます。

2022/08/15 

『熊本地震の真実─語られない「8つの誤解」─』が刊行されました。
明石書店(本体1,600円+税)

目次はこちらをクリックしてみてください。後藤秀昭先生が分担で執筆されています。

2022/08/13 

Surface Ruptures Associated with the 2016 Kumamoto Earthquake Sequence in Southwest Japanが刊行されました。


2016年熊本地震の地震断層を詳しく記載したモノグラフです。後藤秀昭先生が分担執筆されています。
日本円で30,000円ほどで高価ですが,地変を伝える貴重な資料です。ぜひ図書館や研究室等でご購入ください。

2022/07/30 

「地理学入門」で巡検をしました。


 7月23日(土)午前に、1年生向けの教養科目「地理学入門」で巡検をしました。
 大学の最寄り駅のJR西条駅周辺を地図を見ながら、後藤秀昭先生と歩きました。
 古代山陽道跡と地形の関係、条里跡と地名・天井川の関係、安芸国分寺跡の規模や場所、近世西国街道と宿場町の発展、近代の鉄道敷設と酒造業など、街の発展や変化が垣間見えるようでした。事前に旧版地形図で作業していたこともあり、歴史の織りなしてきた様子が地表でモザイクをなしているという視点が少しわかったものと思います。
 一年で最も暑いとされる二十四節気の「大暑」の日でしたが、参加者全員が楽しく歩き、充実した時間となりました。




(すべて博士課程前期の森渉さん撮影)
2022/5/23 


地理科学学会2022年春季学術大会がオンラインで開催されました


2022年5月21日(土)9:00-17:20

プログラムはこちらをご覧ください。
当教室からは院生のThakurさんが発表しました。

2022/4/21 
 
地形巡検に出かけました。(2022年4月15日)
宇根山から南を遠望しました。中国地方で広く認めらえる小起伏山地や瀬戸内海が観察できました 。また、天然記念物の「久井の岩海」では、礫の様子からその形成を考えました。
2022/4/9 
内海文化研究紀要 第50号が刊行されました。

教室メンバーの以下の2編の論文が掲載されています。

「活断層地形調査における数値地形データの取得と活用  −高縄半島東縁の川根断層を事例として−」  (博士課程後期:山中蛍ほか

「京都盆地南部の旧巨椋池周辺に認められる変動地形と伏見湊の普請」 (後藤秀昭)

2022/4/9 

熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門 編 『熊本地震の痕跡からの学び』(熊日出版)が刊行されました。

本を片手に,地震の痕跡を見つける巡検ができます。
後藤秀昭先生が分担執筆されています。
2022/4/8 

4月8日 2022年度前期および第1タームの授業が始まりした。

4月5日 メンバーが文学部棟で対面し、懇親しました。

2022/4/4 
4月3日 博士課程前期に3名の院生が地理学分野に入学しました。
      学部2年生12名、3年生1名が新たに地理学分野に所属しました。
      (教職員を含め、総勢43名)
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